「空き家になった不動産を相続したけれど、自分が住む家は別にある」という場合に、その不動産が空き家のまま放置されるケースが多発しています。
放置された空き家はさまざまなリスクをはらんでいるため、適切に管理する必要があります。
今回は相続した空き家の管理方法のほか、空き家を放置するデメリット、解決策を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
空き家を相続した場合の管理方法は?
空き家を管理するうえで重要なのが、換気、通水、掃除の3点です。
人の出入りがない家は湿気がこもり、室内にカビが発生したり、木材が腐ったりしやすくなります。
定期的に換気をおこない、室内に湿気がこもらないようにしましょう。
水道を長期間使わずにいると水道管が錆び、破裂する恐れがあるため、定期的な通水も重要です。
掃除をする際に忘れてはならないのが、庭の雑草や植木の手入れです。
雑草が生い茂ると害虫の発生源となり、近隣住民に迷惑をかけることになりかねません。
また、植木の枝が隣家の敷地や道路に伸びていると、隣家の生活や道路の往来に支障を及ぼす可能性があります。
相続した空き家を放置するデメリット
空き家を放置するデメリットのうち、とくにリスクが大きいのは、建物が損壊・倒壊する可能性があることです。
「空き家が倒壊して隣家の窓を割った」「壁が崩れて通行人にケガをさせた」など、周囲に損害が出た場合には、所有者責任を問われ、損害を賠償しなければなりません。
また、空き家は不法投棄や放火など犯罪のターゲットになりやすいうえ、不審者が住み着いてしまう恐れもあります。
さらに、「空家等対策の促進に関する特別措置法」に基づいて特定空き家に指定されると、行政代執行により空き家が取り壊される可能性があります。
特定空き家とは、倒壊の危険がある、著しく景観を壊しているなど、周辺の住環境に悪影響を及ぼす空き家のことです。
所有者による改善がみられない場合、自治体は強制的に空き家を取り壊し、解体費用を所有者に請求できます。
空き家を相続した場合の解決策は?
空き家を相続し、管理が難しい場合の解決策は、「解体」「売却」「無償譲渡」の3つの方法があります。
建物が倒壊する恐れが高いのであれば、解体するのが望ましい処置です。
解体費用はかかりますが、周囲に損害を与えたり犯罪の温床になったりする可能性を排除できます。
売却する場合は、不動産会社に仲介か直接買取を依頼するのが一般的です。
空き家の立地や状態によっては買主が見つからない場合もありますが、売却益を得られる可能性があります。
無償譲渡は、空き家を隣家や近隣住民などに無料で譲り渡すことです。
売却益は得られませんが、「お金を出して買うほどではないけれど、無料でもらえるなら駐車場にしたい」といった引き取り手が見つかる可能性があります。
まとめ
今回は空き家を相続した場合の管理方法のほか、空き家を放置するデメリット、対処方法を解説しました。
空き家は放置するとさまざまなデメリットがありますから、自力で管理できないのであれば、解体や売却、譲渡をおすすめします。
空き家を相続してお困りの方は、ぜひ弊社までご相談ください。
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