マイホームの購入を検討されている方のなかには、長期優良住宅にした方がいいのか、悩まれている方も多いのではないでしょうか。
節税効果や低金利の住宅ローンを組めるといった特徴はありますが、手続き方法を知らない場合が多いと思います。
本記事では、長期優良住宅の制度内容や、条件についてまとめているので、ぜひ参考にしてください。
マイホームの購入!長期優良住宅とは?
長期優良住宅とは「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」の基準に基づいて建てられた住宅のことです。
国の定めた条件を満たすことで、節税効果が期待できたり、低金利の住宅ローンを選択できたりする特徴があります。
長期優良住宅の認定基準は、「構造の劣化対策がされている」「環境に配慮している」「床面積の基準を満たしている」など全9項目について基準が定められています。
長く住める良質な家造り、いわゆる「ストック型社会」を目指した制度なのです。
マイホームの購入!長期優良住宅を購入するメリット
主なメリットは以下の3つになります。
1.住宅ローン控除
住宅ローン控除とは、例外もありますが13年間ローン残高の0.7%が所得税から控除できる制度のことです。
たとえば、5,000万円の物件を購入した場合、「5,000万円×0.7%=35万円」が控除されます。
控除期間が13年なので、単純計算で455万円の控除となりますが、ローン残高によって控除される金額が変わる点も留意してください。
2.住宅ローンの限度額
住宅ローンの限度額は、長期優良住宅の場合5,000万円で、一般住宅の限度額3,000万円よりも2,000万円多いため、優遇されています。
また、フラット35の金利優遇制度も利用できるので、毎月の返済負担を軽減することが可能です。
3.固定資産税の減税
住宅を建てると、一定期間は固定資産税が2分の1に軽減される制度があります。
一般住宅の場合、一戸建て3年・マンション5年ですが、長期優良住宅の場合は一戸建て5年・マンション7年とより長く減税の恩恵を受けることができます。
長期優良住宅を購入するデメリット
主なデメリットは以下の2つです。
1.メンテナンスが必要
長く住める建物であるには、きちんと点検や修繕をおこなう必要があります。
建物が壊れないよう主要な部分や、給排水のための配管の点検は最低10年ごとに必ず実施する必要があります。
また、点検や修繕を行った記録を大切に保管しておく義務があります。
2.申請に費用がかかる
長期優良住宅として申請するにも、書類作成や手続きなどにお金がかかります。
自身で申請するのは時間も手間もかかるので、ハウスメーカーや工務店などの専門家に代行を依頼しましょう。
まとめ
長期優良住宅は減税できたり、住宅ローンの金利や控除において、一般住宅よりも優遇されたりするメリットがあります。
その分申請に費用がかかったり、メンテナンスが必要になったりするためデメリットはありますが、長く安全に暮らしたい方は慎重に購入を検討しましょう。
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